遠距離恋愛
「全く大騒ぎだなぁ、一生の別れでも無いのに」

ケータは呆れた様子で荷物を詰める。


「そりゃ家族も寂しいでしょ!一年もいないんだよ。しかも里帰りも出来ないし、連絡も頻繁に出来ないし。寂しいって!」

「そうかぁ〜?」

ケータはあまり寂しさを感じないんだろうか?


「ケータ、実感沸いた?」

「ん〜全然。俺マジでアメリカ行くんかなぁ。多分あっちに着くまで実感沸かないかもね!」


やっぱり、本人すら実感は無いみたいだ。


「あたしも全然。悲しくて悲しく不安だけど…本当に明日でお別れなんて信じられないよ。」

「お別れじゃないよ!俺とエーコはずっと一緒なんだ!」

ケータの言葉は、凄く嬉しいけど…


本当に寂しいのかな?


「ケータ、寂しいって思う?」

あたしはついにそんな事を聞いてしまった。


「う〜ん。寂しいけど…俺はアメリカに行く側だし…緊張のが強いかな。これからどうしてこうかなって。」


そうだよね…


やっぱり…



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