間違いだらけの殺人
業界の仕事だったせいか、
いくらでも奥さんに立つ
言い訳があったようで、

彼は必ず夜中に帰っていった。


彼は
私という存在を
ひたすら隠していたかったのだ・・・
と思う。

そしてそれは、
私にとっても都合が
良かったのだった。
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