間違いだらけの殺人
夫は私の顔を
覗きこんだ。


「本当に何か
心配事とかないよな?」

「も、もちろんよ!
あなたは私のために
一生懸命働いてくれて、
やさしくて・・・
何の不満が
あるっていうのよ!」


私は焦った。

夫が私の企みに気づいている?

まさか・・・

私は夫に向かって
やさしく微笑んだ。
 
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