【短編集】君に届いてほしいから─冬─
「じゃあバレンタインチョコもらわなくてもどうも思わないっての?」
「知らない。てゆーかもらえないのが普通なんじゃないの。」
大和はわざとらしくため息をついて首を振る。
「……俺、お前がわかんねえよ…」
「俺もお前がわかんないから大丈夫。」
何が大丈夫なんだよ、大和は口を尖らせた。
でも…いじけられてもね。
「由宇ちゃんなんか知らないっ幸せになっちゃえ!」
「…何それ。」