華。花。
「とりあえず夏子に連絡したら久々会いにがてら必要なもの買ってきてくれるとの事でした」
夏子…さ…ん?
心臓がバクバク動くのがわかる。
誰誰誰誰誰誰誰誰誰?
それだけが頭を埋め尽くして一瞬怖くなった。
「夏子さんやっさしぃー!さっすが!姉貴!さっすが!産婦人科医!!」
けどその柚月の言葉に救われた。
お姉さん?
「冬馬のお姉さん?」
冬馬兄弟いたんだ。
「夏子は僕の姉です。」
「冬馬は5人兄弟真ん中っ子で兄姉弟妹がいる。」
「夏子以外の兄弟は生理的に受け付けないですけど。」
「素敵な人なんだ。夏子さん!」
ま!さ!か!の!5人兄弟!?すっご!!
素敵!!大家族憧れる!って思ったけど
言うのはやめた。
あ、あれ?さっき心臓バックバクだったけど
すぐ治ったなーびっくりした。
恋ならもっと後を引くはずだし
何かわからないけど嫉妬?かな?多分