華。花。


「嫌!!!やめろ!私はハナじゃねぇ!ってハナにはなれねぇって!!」


と言ってベッドを降りフラフラな足取りで部屋を出て行こうとする


「おい!どうしたユリ!?」

「倒れますよユリ」


ドアに近かった僕がユリを支えようとするが振り払われる


「嫌!!!優しくすんなよ!!私はユリ!難しい方のハナだって!ハナにはなれねぇよ!止めろ!そうやって優しくすんな!目覚ませクズ親!」


取り憑かれたかのように何時もの口調と違う上に意味のわからない事を言いまくるユリ。

そして壁に頭を打ち付け出す。


「なにしてんだユリ!!?止めろ!」


それを柚月が止めに入る


「離せ!!!!クソがっっっーーーっうっ」


そしてユリは気絶した。


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