君とこんぺいとう
仕事の鬼
小川萌、27歳OL。

新人の頃は頼りなかった私も
いまや仕事を完璧にこなし
周囲から頼られるまでに成長した。

自分の仕事に自信を持てるようになり
毎日遅くまで残業をしても
気にならないくらい仕事に没頭した。

でも時々虚しさを感じるようになったのは、いつからか。
仕事ができて優秀と言われてもどこか虚しい。
そんな気持ちを振り払おうと
私はますます仕事に打ち込むようになった。

そして心の余裕がなくなるにつれて
徐々に同僚との会話も減り
毎日仕事だけを淡々とこなす。
ロボットのようになっていった。
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