†純愛†

俺の日常

「…っ、暁好きっ」

俺の下で鳴く女。


欲を満たすだけの行為。


俺、宮沢 暁。高3。

俺は基本、適当だから女を一人だけに決めず、遊んでる。


束縛とかうぜぇし。

「暁、またね」


「おう…」


行為が終わって、女と別れる。


「暁、またかよ」


親友の渓斗が、俺見て呆れ顔。


「まぁな…」


「暁、お前本気の恋しろよ?」


「面倒だから無理」

「少しは俺を見習え」


渓斗には年下の彼女が居る。


今は、病院で入院中らしいけど。


「うるせぇよ。バカップル」


渓斗は彼女にマジ惚れで、ノロケが多い。


「暁にも、そのうちわかる」

「はいはい」


適当にスルーした。

「~♪」


「誰?」


「お前は俺の彼女かよ。…誰だ?」


《彼氏出来たから別れよ。ごめんね。美香》


「誰だよ?」


「わかんねぇのかよ…」

渓斗がため息をつく。


「おい、暁。」

「何?」

「《本気の恋》をしろ」

…は?

「意味分かんねぇし」


「このままでいいのかよ?」


また、渓斗の力説が始まる。


それから、空を見上げる。


本気の恋…。


俺は、愛なんて知らない。

愛し方、愛され方なんて知らない…。
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