雨とバンビ。




軽い足取りで公園へ向かう。



「……いいことあった?」



そんな美華の発言に、待ってました!と私は目を輝かせる。



「私の恋、叶ったよ」



美華に言いたくてうずうずしてた。



「嘘…!やったじゃんっ!」


自分のことの様に喜んでくれる。



「夏蓮〜っ!」



「…ありがとう」



少し照れ臭くなって、俯いた。




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