極上お姫様生活―2―【完】



「え、え……?」



困惑して動揺を隠せない様子でうろたえる蒼空。






「好き、って……あれ……」



「あたしはあんたのことが好きなの!いや、別に恋愛感情なわけじゃないけどね」






誤解されたくないから一応言っとくけど、これはあくまでも友情の話であって。




「じゃあ何で、八木原君と付き合おうとしたの……?」








「っ、それは……」



言わせるのか、それをあたしに、今ここで。






相変わらず不安そうな顔であたしをまじまじ見つめる蒼空。……やっぱり、八木原斎なんかに渡したくない。






「……あんたを、取られたくなかった。しかも男に」



「へ、?」






八木原斎と付き合ったら、きっと蒼空はあたしのことなんか忘れて……。





「あたしたち、あんなに仲良かったのに……蒼空に恋人なんかできたら、もう遊んでくれないでしょ……?」




あ、やば。なんか泣きそうだ。






でもあたしは蒼空が大好きだから、これからも友達でいたいと思ってるから。




「未來ちゃん……」




「だって約束したじゃない……!一生親友だって……、お互い彼氏なんか作らないって!」






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