屋上で


「じゃ、明日。
俺の家に呼ぶから。
その時まで、我慢する」




い、家―――!?




「よ、余計に落ち着いてできないよ!?」




私にはハードルが高すぎる!!




「大丈夫だ。部屋の間広いから声は聞こえねーし、兄貴と姉貴はそれ以上のことやってるから」




キスし放題より凄いことって何があるの!?




「じゃあ、明日迎えに行く。俺の親が彼女紹介しろってうるさいし。
良い機会だ」




良くないよ!?
どうしたら良いの!?




「冷時、私…」




「大丈夫だ。
いつも通りで良いから」





全然大丈夫じゃない…





その夜私はなかなか寝つけなかった。
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