屋上で


「今日は姉貴、帰って来ねーから。いらないんだよ。
…あ、門限か?」




「私も両親亡くしておじさんの家にいるからあまり厳しくないから…」




「じゃあ、俺の電話使って連絡だけいれれば?

今日は泊まっても良いぞ」




別に手出す気もねーし。そもそもそんな気分じゃねー

姉貴があんな状態でヤルとか頭相当おかしいだろ。



…あぁ、でも女家に連れ込んでる時点で同レベルか。


しかも家に泊めようとするなんて…相当イカレてるな、俺。


何でこんな提案なんかしたんだろうか?


まぁ、当然断るだろうと思っていたら





「うん」






彼女があまりにあっさりと頷いたので虚をつかれたしまった。
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