屋上で


「2回告白してふられたよ」




ぶほっ


俺はむせた。


まさかそんな答えがくるとは…って待てよ。




「たしか自己紹介も2回じゃ…?」




「1回目は名前すら知らねーから無理って言われて撃沈して、
2回目も同じ態度で断られた」




「……何でそんな最低な奴、好きなままでいたんだ?」




俺だったらゴメンだ。




「茶一は覚えてないだろうけど昔助けられたことがあるの」





そうして彼女は嬉しそうに語り始めた。
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