屋上で


―――…

―――――――――――

―――――――――――――――



「ってとこで話が終われば良かったんだがな」




「茶一って本命の彼女いたんだな」




「いいや。
実際には彼女だと思ったことねーんだ」




“笑うとかわいい”
“俺の彼女”




―――この言葉は上辺だけの空っぽの言葉だった。




「だから、俺はあの時照れも焦りもなかった。


――…そのことにひとみと姉貴は気づいてたんだ」





“茶一はいつも変わらないね、昔から―…”


“茶一はどんな時でも変わらないよね―…”




『『言葉が空っぽ』』





「だから、冷時に変わったって言われた時おかしくなっちまってさ。


――…何で今更ってな…」




「後悔してるのか?」




「あぁ…俺の人生は後悔ばかりだよ」




そうだ。


俺は。
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