《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
私はグラスを受け取って、お父さんから離れて、壁際へと身を寄せる。



軽く溜息をつき、オレンジジュースを一口。



渇いた喉に酸味の味が通ってゆく。



バイキング形式で出された料理はどれも美味しそうだけど、帯が苦しくて,食べれない。



一人で、時間を持て余す。
でも、目線はお父さんの背中を探していた。



「楽しんで頂けてますか?藤ヶ谷留奈さん」


「!?」


私の隣にワイングラスを片手にした桐生社長の姿??



「え、あ…こんばんは…このような華やかな席に…」


「!!?」



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