《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「ドタキャンか…」


カラクリ時計から離れて、人目を避けたベンチで、烈君が傷の手当してくれた。



「ありがとう」


右膝の傷口にはったバンドエイドが恥かしい。



「一瞬、別人みたいなカッコしてたから…藤ヶ谷だって、分からなかった」


「それよりもいいの?友達と一緒だったんでしょ?」


「いいのいいの…。それよりもメシ食ったか?」


「ううん~」


「そっか~そのキレイなカッコで悪いが…マ0クでいいか?」


「うん…いいよ」


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