《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
烈君はバスケ部の朝練で先に登校。



私は駿也さんに事情を説明して、捺さんの会社に車を走らせてもらった。



「捺様と喧嘩ですか??」


「うん、まあ~」


原因は駿也さんと同じ顔の哲子さんだとは言えなかった。



「原因は?」


「原因は…」


駿也さんに突っ込まれるけど。

私は口を固く結んでしまった。


駿也さんは哲子さんと同じ顔だけど、とっても優しくて穏やかな人。


性格はまるっきし反対。


哲子さんは女性にしては気性が荒すぎる。


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