《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「…それにそばで兄貴と藤ヶ谷がラブラブしてるのを見るもの辛い…まあ~初めから勝算なんてなかったけど。もともと兄貴と藤ヶ谷は結婚してるし…」



「……」



「兄貴…これだけは言っといてやる。藤ヶ谷はしっかりしてそうだと…内面は弱い女だ。ちゃんと、守ってやれよ…」



「お前に言われなくても…分かってるさ…」



本当は分かってなかった。

烈の方が本当の留奈を理解しているコトがシャクだったから、分かっている振りをした。



気は強そうに見えるけど…



烈の言う通り…!?


「この先…留奈を悲しませるようなコトはしないから、安心しろ。烈お前は心おきなくアメリカに行ってくれ」



「兄貴…邪魔者が居なくって清々すると顔に書いているぞ」


「そんなコトねぇよ~」


「そんなコトあるって!!」


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