《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
《16》貴方がすべて

~留奈side~

烈君のアメリカ留学を終業式の日に知った。
それも出発は明後日!?



ガッコから戻って、私は部屋を訪ねる。




「いつキマったの?烈君」



「1ヵ月前かな?兄貴には俺言ったけど…姉貴には黙っとけと言った」



入籍したその日から私を姉貴と呼ぶようになった烈君。

同じ年の男子が義弟とは何だか…フクザツだった。




部屋の荷物はほぼ、片付いていた。



「駿也さんも行くの??」



「俺は行かない…。留奈様専属のSPになるので」



「私専属??」


「はい」
いつもの爽やかな笑顔で返す駿也さん。



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