《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*

でもその醜い感情は私の捺さんを愛するキモチから生まれる。


私と捺さんは二人の人間だけど。
魂はいつも一つ…。


それだけ強い愛情で繋がり合っている。

私はいつも捺さんを思ってるけど…
捺さんは仕事があり、私だけのコトを考えているわけじゃない。

でも、それでもいい・・・
自分が捺さんを一途に思っていれば…


最初は嫌いだった男だったのに。

いつの間にか私は捺さんに抗うコトが出来なくなっていた。


捺さんが授けたオトナの関係が私の心も身体も巣食っていた。


オトナの遊戯を知るにはまだ、16歳の私は早かったかもしれない。

だからこんなにも、溺れている。

捺さんのコトしか考えられない程に。

「・・・」



私はこの姿のまま、ベットに眠り、捺さんの隣で眠った。