《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「俺はお前を一度も恨んだコトはない・・・」



「お父さん…!?」
でも、お父さんは嘘を付いている。
私は知っているーーー・・・


嘘を付く時…少し右眉が上がるコトを・・・


お父さんの優しさが心に染み渡り…いっそ涙が溢れた。



「……お前は俺の自慢の娘だ…。誰よりも優しくて、自分のコトよりも人のコトを深く思い遣れる…ステキな女性だ…」



「・・・」



ステキな女性だなんてーーー・・・



もし、この真実を捺さんに出会う前に知っていたら、多分、私はお父さんをお継母さんよりも愛していた思う。




例え、禁断の恋だとしても・・・
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