《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「しかし、捺様が選んだ花嫁が…女子高生とは…」


駿也さんは誰かに似ていた。


「哲子さん…」


「あ…哲に会ったの?俺たち…一卵性の双子なんだ…」


一卵性の双子か…


「もう1枚!!」


「え、あ…」



今度はバッチリとカメラ目線。
盗撮していた相手に心を許すなんておかしいけど。



駿也さんの笑顔には桐生兄弟みたいな毒気は全く感じられない。
人の良さが滲み溢れていた。

私は彼の人柄に好感を持ち、初対面だけど、心を許してしまった。







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