《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「…俺の都合で平日に見合いをセッティングし、本当に申し訳有りません…藤ヶ谷副社長」



「いえ、まあ…それはお気になさらず・・・」



さっきから、捺さんは謝ってばかり。


その低身低頭な態度に、私は少しだけ彼を見直す。


私たちの前に座ったのは捺さん一人だけ。



「会長である父は今…海外に出張中でして…」


人数が揃ったトコで、見合いが始まる。


でも、これは儀礼的なモノで、ほぼ、結婚は確定。









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