年下のカノジョ~あの子は高校生~
46】夢の中。腕の中。
 甘い、甘い、ひと時が終わった。

 うっすらと汗ばむ俺たちの体。


「慣れてないのに、無理させちゃったな・・・・・・。
 ごめんね」

 俺の胸にもたれて、気を失っている由美奈ちゃん。

 彼女の髪をなでながら、小さく謝った。






 俺は彼女を起こさないように、そっと立ち上がり、手早く服を身につける。

 それから、由美奈ちゃんの体を大きめのバスタオルで包み、抱き上げた。
 

 ぐったりとしている彼女を寝室に運び、ベッドの上に下ろす。



 時間はまだ、正午前。

―――しばらく休ませるか。
 


 由美奈ちゃんに薄い肌かけ布団をかけた。


 彼女の顔を覗き込むと、いくぶん疲労の色が見える。


「ごめん。
 あとで美味しいお昼ご飯を作ってあげるから、許して」
 

 薄く開いた彼女の唇にキスをして、隣りにもぐりこんだ。
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