年下のカノジョ~あの子は高校生~
 ちょっと横になるだけのつもりだったのに。

 どうやら俺は、眠ってしまったらしい。


 壁の時計はあれから40分ほど経っていた。




 寝返りを打つと、すやすやと眠る彼女の寝顔が目に入る。





「1年前はこのベッドで、由美奈ちゃんの夢を見たんだっけ」



 今思えば、とんでもない夢だった。


―――よっぽど、欲求不満だったのかな?


 苦笑が漏れる。







 今は、由美奈ちゃんがここにいる。

 夢なんかじゃない。


 
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