年下のカノジョ~あの子は高校生~
53】波乱含みのデート(4)
 車を走らせ、俺は自分のマンションに向う。


 助手席で小さくなって座っている由美奈ちゃんは、何だか悲しそうだ。




―――どうしたんだろう。


 もしかして、デートがつまらなかったのか?!




「あのぉ、由美奈ちゃん」

 信号待ちで停車した時。

 俺はビクビクしながら話しかけた。



「気分でも・・・・・・悪い?」


「いいえ」

 俺の方を見る事もなく、一言で返されてしまった。


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