☆一番星☆
「蓮くんも上手だね」


「俺、四年ぶりなんですよ。高二の時に膝痛めて、バスケ選手としてはやれなくなったんです。それ以来だから」


「そうだったんだ。あたしも優華を身籠る前にやったっきりだから……、四年ぶりだ」


「ちょっと待って。蓮くんって何才?」




舜くんが慌てたように聞いた。




「あ、蓮でいいですよ。俺は21才。紗羽より三つも年下なんです」


「えっ、マジ?つか、なんか親近感わく」


「同じ年下だからですか?」


「はは、まあな。蓮、敬語はやめよう。俺のことも舜でいいよ」




なんか、男同士の友情ってのもいいなぁ。


この二人は、まだ友情とは呼べないかもしれないけど。
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