☆一番星☆
また朝食の準備をしていると……


いつの間にか横にいた舜に、顔を覗き込まれてチュッとキスをされた。




「ちょっ!」


「はは、慌てた顔も可愛い」




顔が熱くなるのを感じた。




「昨日はごめんな。俺、無神経だったよ」


「そんなことない!謝らなきゃならないのは、あたしだよ。……ごめんね」




そうだよ、舜は悪くない。


ふと、首に冷たい感触……




「ひゃっ、何?」


「昨日渡しそびれた。誕生日プレゼント」


「えっ、ありがとう」




手で触りながら、ネックレスを見ると、月と星のチャームがついていた。
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