悪魔契約~10days~【完】
「ラファ、ちょっと起きて」
「う~ん・・」
ぐずりながらも、上半身を起こす。
冷えピタをシートから剥がし、貼ってあげると何だか物凄く・・気持ち良さそう。
「おかゆ・・冷めちゃうから・・食べて」
おかゆの蓋を開け、コンビにのプラスチック製のスプーンでおかゆを掬う。
「ほらっ、口開けて・・」
「・・・んっ」
綺麗な口を開けすかさず、私はスプーンでおかゆを食べさせる。
「おいし・・・」
思わず、ラファの口からはそう言葉がこぼれ、何だか作ったわけでもないのに・・嬉しくて私は笑顔になる。
それから、パックのグレープフルーツジュースを飲ませてあげて、再び眠りにつかせた。