芸人の彼女



結城「兄さん。大事な2000円を
パチンコに使ったら
奈々子サンおこりはりますよ。」



拓郎『怒るな~...だろうね~』



結城「ん?なんか兄さん余裕っすね?」



拓郎『昨日浮気がバレたばっかりやしな』



結城「え゛ー!?」



結城の声はこれでもかと大きく
楽屋中に反響してうるさく響いた。



拓郎『結城うるせぇよ!!』



結城「あっあ。スイマセン。でも兄さん」


拓郎『なに?』



結城「奈々子サン許しはったんですか?」



拓郎『まぁな。気絶させられるほどのビンタと契約書かかされたけどな』



結城「あぁ。やっぱり奈々子サンすごいっすね」



拓郎『は?』



結城「いや。兄さんより心が広い」



拓郎『お前なぁ。軽く俺をけなすな』



結城「いや、スミマセン。でも奈々子サンと兄さん一緒に居られるの結構長いですよね?」



拓郎『せやなぁ。もう7年くらいか?』




結城「兄さん。こんなこと俺が言う台詞ちゃいますけど、奈々子サンにしなはれ」



拓郎『はぁ?』


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