ヘタレ王子とヤンキー姫
理名は樺音を座らせると、単刀直入に聞いた。
「まわりくどいことは言わない。何があった?」
樺音は一瞬驚いたあと、すぐに笑った。
「やっぱ理名さんは何でもお見通しですね。」
樺音は元カレの豊かが、最近自分の前に頻繁に姿を現すことを話した。
「あいつは狂ってる。颯太はともかく、恵美や春樹にも手を出しかねない。だからあいつらから離れてた方が、安全なんですよ。」
「やっぱお前はばかだ。そんなことしたって、調べりゃ簡単にわかる。」
「巻き込みたくないんです。あいつらだけは。」
「あいつらは、巻き込んでほしいんじゃないか?」
「これは俺の問題ですから」
理名の手が飛んできて、樺音は椅子から落ちた。
「ふざけんなよ。友達を傷つけることが、守ることか?お前があいつらを傷つけたって、なんも解決しないんだよ!それにあいつらがお前は友達じゃないなんて言うわけないだろ!」
「だったらどうしろって言うんですか!」
気づけば、樺音も怒鳴っていた。
「まわりくどいことは言わない。何があった?」
樺音は一瞬驚いたあと、すぐに笑った。
「やっぱ理名さんは何でもお見通しですね。」
樺音は元カレの豊かが、最近自分の前に頻繁に姿を現すことを話した。
「あいつは狂ってる。颯太はともかく、恵美や春樹にも手を出しかねない。だからあいつらから離れてた方が、安全なんですよ。」
「やっぱお前はばかだ。そんなことしたって、調べりゃ簡単にわかる。」
「巻き込みたくないんです。あいつらだけは。」
「あいつらは、巻き込んでほしいんじゃないか?」
「これは俺の問題ですから」
理名の手が飛んできて、樺音は椅子から落ちた。
「ふざけんなよ。友達を傷つけることが、守ることか?お前があいつらを傷つけたって、なんも解決しないんだよ!それにあいつらがお前は友達じゃないなんて言うわけないだろ!」
「だったらどうしろって言うんですか!」
気づけば、樺音も怒鳴っていた。