先輩の恋人[先輩の妹:番外編]
鈴村先生………?
「………先生?…大丈夫?」
目を開けない先生の頬をかるく叩いた。
叩いた頬はすこし手にすいつき、涙がつたっていたことがわかる。
そしてほんのりアルコールの匂い。
飲んでいたのだろうか。
息をしていることを確認すると、
その場に散らばった引き裂かれたストッキングとボタンがなくなり、はだけた胸元に目がいった。
見てはいけない気がしてとっさに自分の着ていた上のジャージを脱ぎ先生をおおうようにかけた。