先輩の恋人[先輩の妹:番外編]
「俺、本当は先生に言わないつもりだったんだけど…」
「?…どうして?」
「先生、困ったり不安になったりすると思って。
あの日思いだしたり、俺がこうして生徒だから…」
うつむいてそう答えた彼はすぐに私を見て「もちろん、誰にも言ってない」と付け加えた。
「…大丈夫よ。あの日は助けてくれてありがとうね。
お礼が言えてよかった。
第一、あの日のことはあんまり覚えていないし…」
「うそだろ」