略奪愛
「い、急いで支度する!まってて!」


鞄を探し化粧品を持ってトイレに向かう



はぁ…
久しぶりだなぁ…あんなに飲んだの


キィ…
部屋を出ればホールに置いてあるソファーに影が見えた


あっ…
雄大さん…


綺麗な形の顔に目を閉じて寝ていた


起こさないようにトイレに向かった


雄大さんが後ろ姿の私に向かって笑っていたなんて…


気がつかなかった





「うっわ!ひどいかお…」

化粧は崩れまくっていた

しかも目は少し腫れぼったい


「…涙の跡…?」


泣いたのかな…私

なんで?
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