泣き虫姫にそっとkissを…
「どこのシーンで泣いたの?」
「2人が上手くいくところ…」
私はさっきまで読んでいたページまでめくって指をさす。
「えっ…普通に幸せなシーンじゃん」
「んー…幸せになるまで大変だったじゃないですか…本当に良かったなって思うと……ぅッ…」
「あー泣かないでー!!!」
桐谷先輩は私の頭を撫でながら顔を覗き込んだ。
ちょっ…顔近いよ///
「あっ泣き止んだ」
私の目の前には桐谷先輩のまぶしい笑顔。
「桐谷先輩…ちょっと離れましょ///」
「あっごめん!!」
桐谷先輩はパッと離れると指で私のちょっと濡れた頬をなぞった。