会いたい

 言いたいことがたくさんあったはずなのに、いざ透を前にして、私は何もできずに立ち竦むだけだった。
 嬉しかった。
 どうしようもなく、嬉しかった。
 心のどこかで、私はもう一度透に会えると思っていたから、だから、ずっと独りで待っていた。
 今、それはかなったのだ。
 透がいる。
 透がいる。

 確かに、私の前に透がいるのだ――

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