会いたい

 誘という少女の言葉は私を愕然とさせた。
 そうだ、確かに透は海で死んだ。たった独りで。
 では、これは偶然ではなかったのか。
 透が、私達をここへ引き寄せた ?

「あなた、霊能者か何か?」

 かすかに少女は微笑った。

「――似たようなものね。私は、人でないものの声を聴くことができるのよ」

 人でないもの。

 その言葉はすんなりと私の耳に入った。
 確かに彼も透も、もう、人ではないのだ。

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