夏恋~小さくて素敵な恋~
「よし、お前ら!!!行くぞーっ!!!」
「「「「「おーっ!!!!!」」」」」
みんなと円陣を組み、声を合わせた。
お互い肩を組む。
ふと顔を前に向けた。
目の前には塚原くんがいて。
楽しそうに笑っていた。
――ドキッ
心臓が跳ねた。
一瞬だったけど。
塚原くんがあたしに気づいて、笑顔を向けてきた。
あたしもつられて笑顔を向ける。
ちゃんと笑えてたかな?
変な顔じゃなかったかな???