夏恋~小さくて素敵な恋~
そして始まった試合。
あたしは頑張ってボールを持った相手を追いかけたり、パスを受け取ったり、出したり。
イメージでは塚原くんが浮かんでいたけど、そんなに綺麗にパスできるはずもなく…。
途中まで勝っていたのに逆転されてしまった。
そしてハーフタイム。
晴「惜しかったね~。」
「…うん。あたしがミスしたから…。」
奈「奈留はよく頑張ってるよ。まだ時間は残ってるよ!」
里「そうだよ!頑張れっ!」
「うん!!!」
里美達に励まされ、なんだか勇気が湧いてきた。
「奈留ちゃん、奈々ちゃん頑張ってね!」
「応援してるから!」
「頑張れ~!」
クラスのみんなも応援してくれてる。
きっと大丈夫だ。
「松岡~!」
「はい!」
後ろから声が聞こえ、振り向いた。
誰だ???
でも、なんとなく誰が読んでくれたのかわかった。
塚原くんだ。
目線で探すと、そこには笑顔で友達と肩を組んでいる塚原くんがいた。