君へ

第3章



キーンコーンカーンコーン


今日も1日が始まったなぁ…

「眠そうだね、空乃」

「愛は眠くないの!?」

「うん♪今日は男子転入生来るから目がパッチリ(笑)」

転入生ねぇ…

てか愛ってほんと男好きだよなぁ…

「はーい、皆席ついて。転入生が来ています」

「お!!ついに来るみたいだよ!!」

愛は目を輝かせながら言った。

「秋野くん入って」

秋野って言うんだー……って…ん!?秋野!?

「はい!!初めまして☆山梨県から来た秋野太陽です!!これからよろしくお願いします!」


ザワザワ


え!?!?!?

「んじゃ秋野くんは、窓側の一番後ろの真中さんの隣に座って」

「はい♪」

うっ嘘…!?

「まぁまぁカッコイイ良いかも〜。よかったぢゃん!!隣で♪」

「よっ!!空乃♪」

「なっ…何で!?」

「あれ?まさかの知り合いなの!?」

「まっまぁね…」

「すっごいね!!あ、遅れてすいませんでした♪あたし、橘愛っていいます!よろしく♪」

愛…また目が輝いてますよ(苦笑)

「よろしく!俺ここの学校の転入生だからさ(笑)」

「そーなの!?メールで言ってくれれば良かったのに!」

「だってさ」

????

「ドッキリとかやってみたかったし(笑)」

「え??」

「何でもない(笑)気にすんな♪」

「何コソコソしてんの〜!?先生に怒られるぞ☆」

「うっうん」

太陽の言ってること、よく聞こえなかったんだけど…


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