天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ
「前まではいつ撮っても写っていたのに、おかしいでやんす…保健室在住のあの幽霊さんそのものの霊が…ええっと、何ていったでげすかね?あの幽霊さん…」

うーん、と腕を組んで思い出そうとするオカン。

「ええっとぉ…」

顎に人差し指を当て、雪菜も考える。

実は先日から、度々あの幽霊の名を思い出そうとするのだが、どうしても思い出せない。

喉元まで出掛かっているのだが。

(おかしいな…私ドジだけど、物忘れするような事はなかったのにな…)

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