天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ
不意を突かれて倒れる逸男。

騒然となる校門前。

『り、龍太郎君っ?』

慌てる小夜を押し退けて。

「てめぇだな?ここ数日、小夜に付き纏ってる暑苦しい奴ってなぁ」

龍太郎は拳を鳴らす。

「小夜が大人しいから文句言わねぇのをいい事に、好き勝手に振り回しやがって…立て!性根叩き直してやらぁっ!」

その名の如く咆哮する龍太郎。

そんな彼に。

「やるじゃないかぁっ!」

立ち上がると同時に。

逸男は龍太郎と同じ右の正拳突きで殴り飛ばした!

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