【短】最狂恋愛活劇
「楽にしろよ…俺を受け入れろ」


泰虎の熱い舌が、あたしの中で掻き乱れる。


嫌だ嫌だ嫌だ…!

誰か助けて…!


宗太郎っ!


「由良…っ」


唇が離れた一瞬の隙をついて、あたしは必死に叫んだ。


「宗太郎おっ!」


バンッ!


あたしが叫んだ瞬間、勢いよく扉が開いた。


そしてその刹那、泰虎が吹っ飛んだ。


「テメェいい加減にしろ!」


あたしは宗太郎のこんな表情初めて見た。

鬼とか悪魔だなんて、そんなものよりきっとオーラがある。


「俺の大切な人に何してんだよっ!殺してやろうか?あっ!?」
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