甘えん坊かれんちゃんとツンデレ涼介君


手をつかまれた熱がひかない


待てよ…A組?


私と同じやないかい!!!


あたし気づかなかったとかただのバカだ



トントン



横から、机を叩く音が聞こえた。


えっ!?


隣の席には中山涼介がいた


「俺隣の席だったって知らなかったの?!」



びっくりして頷く事しか出来なかった



「だって、中山くん、ちゃんと出席してなかったでしょ?!」



「まぁ最初の時はね、
てか、その中山くんってやめてくんなぃ?」



えっじゃあ、なかっぴーとか?

なかやんとか?



「…涼介でいい」



少し照れて、顔を机につっぷした


かわいい…。



「涼介ーこっち来て~」

女子の声がとぶ。



「ねぇかれん!、あんた校内一モテ男と仲良しとか、スゴいんだけど!!!」


校内一モテ男なのか…


かっこいいし、かわいいもんな。




わたしには、手の届かない世界だな




そんな事を考えていると、いきなり手を握られた。



「…行くぞ」



えっ!?えー?!



涼介?!



< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop