甘えん坊かれんちゃんとツンデレ涼介君


†かれんside†



あれから、一週間がたとうとしていた。


連絡先を交換しておいて、連絡ないって…つらっ!!!



♪♪♪♪♪♪~



「きゃっ!」


いきなり携帯が鳴り響いた。



「もっ、もしもし!!!」


「プッ!」



笑われたんですけど…


「笑わないでください」



「ゴメンゴメン。

それより、秘密基地に来なさい」



そこで切られた。



何の用かな?



ベンチの上ですやすや眠っている。



「あのー」



ぐらっ


「きゃっ」



視界がゆれて、なぜかわたしは男の子のベンチの下に。



「ちょっ、ちょっと!」


男の子のキレイな顔が近づいてきた。



こっこれは!



「あのわたし、名前も知らないような、むしろ付き合ってない人とはキス出来ません!!!!!」




「何の話?」



あはは!!!なんて言いながら大爆笑している。




「俺、ただゴミとっただけだし(笑)!」



恥ずかしい、、、



最悪。



その場を退散しようとした。


“ギュッ”



手をつかまれた。



「俺、中山涼介A組だから」



真剣な目をして。
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