服従の宴―契約―


 徳田はダルそうに煙草を吸う。


「さっきの相手、三年の大瀧先輩だろ!」


「そうだっけ?」


「そ……!? そうだろ! ヤった相手の名前くらい覚えとけよ!」


 徳田は顔にかかる前髪を指で整える。



「おまえ、口止めする必要がある?」


「口止め?」


「単刀直入に聞くと、昼休み非常階段で可愛い女子生徒とヤって、煙草吸ってる教師をどう考えるかって話だ。めんどくさいの嫌いなんだよ」


「めんどくさいって自分の責任だろ」







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