恋色カフェ
背中が、冷えていく。
「多分それだけだったら、ただ単にみんなの好奇心を煽るだけで、こんな状態にはなってないと思うんすよ」
勝沼君はこちらに視線を移し、困った顔で微笑む。
「特別待遇って」
「、え」
「高宮さんが、実は結構な額をもらってるらしいって、上乗せがね」
「そ……んな、」
「まだ入って日も浅いし、しかも事務職は楽だと思われてるから、みんなその話が面白くないんすよ」
ますます訳がわからず、頭は混乱する一方……。しかし、一体誰がそんなことを。
「……訊いていいすか?」
「…………うん」
「今、俺が話した中で“本当のこと”はありますか」