恋色カフェ



背中が、冷えていく。



「多分それだけだったら、ただ単にみんなの好奇心を煽るだけで、こんな状態にはなってないと思うんすよ」


勝沼君はこちらに視線を移し、困った顔で微笑む。




「特別待遇って」

「、え」

「高宮さんが、実は結構な額をもらってるらしいって、上乗せがね」

「そ……んな、」

「まだ入って日も浅いし、しかも事務職は楽だと思われてるから、みんなその話が面白くないんすよ」


ますます訳がわからず、頭は混乱する一方……。しかし、一体誰がそんなことを。



「……訊いていいすか?」

「…………うん」

「今、俺が話した中で“本当のこと”はありますか」


< 198 / 575 >

この作品をシェア

pagetop