恋色カフェ
強引だと思えば、隙間に弱さを見せる。しかも肝心なことは口にしない、どこまでもズルい男。
それでも────やっぱり好きだ。
3年以上前から、ずっと。
理屈なんかじゃ、到底割り切れない感情──。
その時ふと頭によぎった顔に、心臓は鈍く、痛んだ。
「……ね、俺にもティラミス味見させて」
「え……全部、食べちゃいましたよ」
「問題ない」
──重なった、唇。
隙間を舌先で探られたと思えば、深く口内に侵入して、私の舌を優しく、まるで味わうかように撫でる。
「……甘いな」
唇を合わせたままそう呟いて、また深く口づけた。