Mirror World
2人のトランプ兵の長を見てきたけど、2人共、案内人には様付けだった。
ダイヤの騎士は一体、何者?
そんなことより、ルスデルの方が先だ。

「案内「ルスデルの方々、補助金は早めに送りますので」

いきなり、案内人はフードを取り、頭を下げた。
見たことない姿。
街の人々は有難う、助かる、と喜んで戻っていた。

「‥さて、城にでも戻るか」
「城?」
「こう見えても次期、国王だからな」

と、幻のようにいつもの案内人に戻っていた。
< 34 / 46 >

この作品をシェア

pagetop