瞳の中の想い出
死にかけた人形
それはいつも通り、あんたとメールしているごく普通の日常。



バイトが終わり、家に帰った時のこと。



「ただいま」
いつも通りの話し方。いつも通りの挨拶。


リビングの扉を開けると、親父の睨みが飛んできた。



「なにしてきたんだ。」
「バイト。」
あたしが言った言葉はこれだけだよ。なんで殴られるの?
「死ね」何回言われたんかな…



死んでほしきゃ殺せばいいじゃんか。



あたしは、疲れちゃってたんだ。人形でいることに…
< 13 / 17 >

この作品をシェア

pagetop